魔法の言葉






彼は来るたびに言う。まるで魔法の呪文の様。
何度も何度もこちらに来るたびに魔法を唱えて帰るのだ。

時々思い出すと心臓がきゅうきゅうと締め付けられる。
苦しくて泣きたくなってしまうのはきっと彼の唱えた魔法のせいだ。



「好きです」



10年後で貴方を待っています。
そう呪文を唱えた彼は煙の中に消えていく。
本当に魔法使いのようだ。
(泣きそうな顔をした魔法使いなんて)










どうか僕に会いに来て。








走り書きランハル。
十年後の世界ではランボとハルが出会えていなかったらかなり切ない。